一生の思い出!
2002年7月28日この夏の僕のテーマは『ありえないことを経験する』。今日はそのありえないこと第一弾決行の日。ありえないことに中身については後で書くことにして…。
昼間は学校でオープンキャンパスをやっていたんで、サークルのビラ撒きついでに行ってみた。夏休みに入った影響もあって、学校を見学に来る人たちで構内は人だかり。高校時代にはオープンキャンパスに来たことないくせに、なにげに今回で3度目の参加。受付にて受験生のふりをして学校案内や粗品が入った紙袋をしっかりゲットし、いつも通っているキャンパスを闊歩する。しっかし高校生はいいですな。みんな初々しくてよろしい。1、2歳しか変わらない人たちばっかりなのに、なんか元気を貰ったような感じになった。
早々に帰宅後、スーツに身を包み、駅で待ち合わせした友達といざ浅草へ。ありえないこと第一弾とは、な、なっ、なんと!芸者さんのお座敷に行くことだったのである。これはバイト先の会社の方や先輩が発起人になって『粋な江戸文化を知る』という趣旨で企画されたもの。芸者さんは僕ら庶民にとっては縁遠いものだと思っていたけど、この話を聞き「一生に二度と経験できないものだから」と思い切って参加に踏み切った。芸者さんのお座敷を料亭でやるのだから、それなりのお金は必要になってくる。もちろん、学生にとってそれはそれは相当な額を払ったけど、それでも相場の半分以下だということ。二十数人の参加者のうち大半が学生であるため、発起人に共感した芸者さんと料亭さんが半分ご厚意で私達を受け入れてくださったのだ。
早めに浅草に到着後、しばらくの間時間を持て余し、その後いよいよ料亭へ。友達らと緊張し始める。お座敷でのことはすべて書ききれないので、ここではあえて書かないけど、ただ言えるのは本当に素晴らしい経験をさせてもらったということ。3人の芸者さんの華麗な踊り、料亭の雰囲気、すべてが新鮮ですべてが素晴らしかった。そんなにお金に余裕のない僕ではあるけど、バイト代をはたいて出したお金が惜しいとも思わないほど、何者にも代え難い経験をすることができた。同じく参加していた20代の社会人の方からは「学生でこういう経験ができるなんて、羨ましすぎるよ」と言われた。確かにそうだ。光栄としか言いようがない。
お座敷が終わった後で、芸者さんのうちの1人がお付き合いくださるということで、残れる人だけ残り、芸者さんなじみの居酒屋にて場所を変えての二次会へ。お店に入った瞬間、カウンターにいたお客が驚きの顔を見せる。それもそうだ。芸者さんがこんなにも若い人たちを連れているからだ。「信じられん」との声も。その居酒屋では芸者さんの人生経験をいろいろとお聞きした。中でも一番頭に残っているのが「損して得をしろ」という言葉。一見矛盾しているようにも聞こえるけど、いやいや奥が深い言葉だ。芸者さんのお話を聞くにつれ、その魅力に引き込まれていく自分がいた。
終電前で二次会をシメにして、終電後も残れる学生数人が同じ居酒屋で三次会を。今までは社会人の方もいたが、ここからは学生だけ。なのにも関わらず、芸者さんはまだお付き合いいただけるというのだ。焼酎片手に酔いも手伝って話も深くなる。お店が閉まるまでいた僕たちは、今度は芸者さんなじみのスナックへ。なんと四次会まで付き合ってくださることに。僕は思わず「ありえない!」と叫んだ。芸者さんのお話がまだ聞ける。そして、スナックでの楽しいひとときも過ぎ、芸者さんが帰路についたのは午前4時を過ぎていた。最後はタクシーを拾うまでお見送りをして、その後は再びスナックに戻り、お店のマスターやママさんといろいろお話をした。浅草の昔の話や浅草のスター美空ひばりの話などなど、芸者さんだけでなく、こういう方たちと出会えたのも貴重な経験だ。
今の不況のご時世を図らずも反映してか、芸者さんの数は最盛期に比べればかなり減少しているという。しかし、それになんとか歯止めをしなくては。こういう粋な文化こそ、若い人たちが残していく必要性があると、今回経験して切に思った。大それているとは重々承知だけど、それが僕たちの使命であるかのようにも思えた。趣旨に共感してくれた芸者さんのご協力もあってか、この会が定期的に続くことが決まりそうである。今後も参加して少しでも僕たちの年代に良さを伝えることで、微力ながらこのような粋な文化を残していきたいと考えるようになった。
この日記を書いているのは2日後だけど、今でもこの日の余韻に浸っている。ありえないこと第一弾にして、この夏一番の思い出、いや一生の思い出になるような経験をすることができた。言い方が変かもしれないが、本当に幸先がよい。まだいろいろと計画をしているが、この夏すべてを「ありえないこと=素晴らしい経験」にしていきたいな。
昼間は学校でオープンキャンパスをやっていたんで、サークルのビラ撒きついでに行ってみた。夏休みに入った影響もあって、学校を見学に来る人たちで構内は人だかり。高校時代にはオープンキャンパスに来たことないくせに、なにげに今回で3度目の参加。受付にて受験生のふりをして学校案内や粗品が入った紙袋をしっかりゲットし、いつも通っているキャンパスを闊歩する。しっかし高校生はいいですな。みんな初々しくてよろしい。1、2歳しか変わらない人たちばっかりなのに、なんか元気を貰ったような感じになった。
早々に帰宅後、スーツに身を包み、駅で待ち合わせした友達といざ浅草へ。ありえないこと第一弾とは、な、なっ、なんと!芸者さんのお座敷に行くことだったのである。これはバイト先の会社の方や先輩が発起人になって『粋な江戸文化を知る』という趣旨で企画されたもの。芸者さんは僕ら庶民にとっては縁遠いものだと思っていたけど、この話を聞き「一生に二度と経験できないものだから」と思い切って参加に踏み切った。芸者さんのお座敷を料亭でやるのだから、それなりのお金は必要になってくる。もちろん、学生にとってそれはそれは相当な額を払ったけど、それでも相場の半分以下だということ。二十数人の参加者のうち大半が学生であるため、発起人に共感した芸者さんと料亭さんが半分ご厚意で私達を受け入れてくださったのだ。
早めに浅草に到着後、しばらくの間時間を持て余し、その後いよいよ料亭へ。友達らと緊張し始める。お座敷でのことはすべて書ききれないので、ここではあえて書かないけど、ただ言えるのは本当に素晴らしい経験をさせてもらったということ。3人の芸者さんの華麗な踊り、料亭の雰囲気、すべてが新鮮ですべてが素晴らしかった。そんなにお金に余裕のない僕ではあるけど、バイト代をはたいて出したお金が惜しいとも思わないほど、何者にも代え難い経験をすることができた。同じく参加していた20代の社会人の方からは「学生でこういう経験ができるなんて、羨ましすぎるよ」と言われた。確かにそうだ。光栄としか言いようがない。
お座敷が終わった後で、芸者さんのうちの1人がお付き合いくださるということで、残れる人だけ残り、芸者さんなじみの居酒屋にて場所を変えての二次会へ。お店に入った瞬間、カウンターにいたお客が驚きの顔を見せる。それもそうだ。芸者さんがこんなにも若い人たちを連れているからだ。「信じられん」との声も。その居酒屋では芸者さんの人生経験をいろいろとお聞きした。中でも一番頭に残っているのが「損して得をしろ」という言葉。一見矛盾しているようにも聞こえるけど、いやいや奥が深い言葉だ。芸者さんのお話を聞くにつれ、その魅力に引き込まれていく自分がいた。
終電前で二次会をシメにして、終電後も残れる学生数人が同じ居酒屋で三次会を。今までは社会人の方もいたが、ここからは学生だけ。なのにも関わらず、芸者さんはまだお付き合いいただけるというのだ。焼酎片手に酔いも手伝って話も深くなる。お店が閉まるまでいた僕たちは、今度は芸者さんなじみのスナックへ。なんと四次会まで付き合ってくださることに。僕は思わず「ありえない!」と叫んだ。芸者さんのお話がまだ聞ける。そして、スナックでの楽しいひとときも過ぎ、芸者さんが帰路についたのは午前4時を過ぎていた。最後はタクシーを拾うまでお見送りをして、その後は再びスナックに戻り、お店のマスターやママさんといろいろお話をした。浅草の昔の話や浅草のスター美空ひばりの話などなど、芸者さんだけでなく、こういう方たちと出会えたのも貴重な経験だ。
今の不況のご時世を図らずも反映してか、芸者さんの数は最盛期に比べればかなり減少しているという。しかし、それになんとか歯止めをしなくては。こういう粋な文化こそ、若い人たちが残していく必要性があると、今回経験して切に思った。大それているとは重々承知だけど、それが僕たちの使命であるかのようにも思えた。趣旨に共感してくれた芸者さんのご協力もあってか、この会が定期的に続くことが決まりそうである。今後も参加して少しでも僕たちの年代に良さを伝えることで、微力ながらこのような粋な文化を残していきたいと考えるようになった。
この日記を書いているのは2日後だけど、今でもこの日の余韻に浸っている。ありえないこと第一弾にして、この夏一番の思い出、いや一生の思い出になるような経験をすることができた。言い方が変かもしれないが、本当に幸先がよい。まだいろいろと計画をしているが、この夏すべてを「ありえないこと=素晴らしい経験」にしていきたいな。
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