今日の産経新聞に【ラグビーの制度改革】についての読者アンケートがあった。来年9月からの社会人上位12チームによる全国規模のトップリーグである「スーパーリーグ」(仮称)創設に伴って行われたもの。さすがは『ラグビーのサンケイ』。目の付け所がいい。ラグビーは野球やサッカーなどと違って国内全体ではプロ化されておらず、日本選手権の在り方や東西に分かれるリーグ制など問題が山積している。

ラグビーは社会人よりも大学の方が人気があるという、ある意味特異なスポーツ。関東大学対抗戦の最終戦である早明戦は、国立競技場に5万もの観客を集めるが、社会人には国立の舞台でプレーする機会すらない。各チームの大目標である日本選手権の決勝でさえ、国立ではなく秩父宮で行われる(とか言いつつ、ラグビーを見るなら秩父宮の方が迫力があっていい)。先日のW杯アジア予選は国立で行われたが、注目されてもいい試合のはずなのに、観客の方はというと早明戦の半分ほど…。空席が目立つのが社会人および日本代表の現状…。

社会人に注目を集めるためにも、今回の「スーパーリーグ」構想は個人的には良い案だと思う。単純にレベルアップを考えるなら、プロリーグ結成が望ましいけど、サッカーのJリーグですら苦戦する日本では、観客動員などいろんな弊害がある。今の段階では「スーパーリーグ」構想が一番の良策ではないかな。

「スーパーリーグ」創設の話とともに出てくるのが、関東大学対抗戦と関東大学リーグ戦との統一論について。対抗戦とリーグ戦内では、それぞれにおいて実力差が完全についてしまう組み合わせも少なくない。100点差なんていうのも往々にして(笑)ある。接戦を見るためには統一は必死。だけどこの問題、社会人と違ってなかなか難しい。両組織とも長い歴史があり、「対抗戦」「リーグ戦」の名がブランド化し、完全に定着している。悪く言えば旧態依然としているかもしれない。けれど、壊すべき伝統もあれば残すべき伝統もある。大学の場合、僕は後者に当たると思う。大学両グループを統一するのは「スーパーリーグ」が成功するかどうかを見てからでも遅くはないような…。

「スーパーリーグ」という強者の集団が生まれれば、それと同時に弱者の集団も生み出してしまう。「スーパーリーグ」が脚光を浴びる一方で、リーグから漏れたチームはレベルの低下や観客動員など、いろんな面で苦境に立たされることになるに違いないのだ。そういった部分をどうフォローしていくかが、リーグ創設までに残された課題と言えるのでは…。

嗚呼、日記で無駄に1時間半も使ってしまった。明日も2個テストあるのに。しかも第一の鬼門。今から図書館に行かねば。でもお腹が空いた…。晩ご飯を食べてからにしよう…。

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