13時起床。なぜなら今日は“魔の”徹夜バイトだから…。学校が長期休み中だからこんなお寝坊できるけど、これが学校がある日ならばもうキツイ(>_<)ただの夜更かしでの徹夜なら大好きだけど、基本的にお仕事での徹夜には滅法弱い僕。遊ぶのと働くのじゃ大違いなのだ。バイト先に行く前に、景気づけにちょいとエスカップを一気飲み。栄養ドリンクを常用する大学生って一体…。最近みるみる太っていくのは、これのせいか!?

夕方。地下鉄を乗り継いで30分。バイト先に到着。ここに来ると「これから徹夜…解放されるのは明日の昼前かぁ…」って気分になるから結構ヘコむ。建物の中の空気も、心なしかちょっと重いし(>_<)

しっかし、そんなテンションの上がらない僕に思わぬ出来事が!なんと…バイト先で坂○千里子を目の前で見たのだ!しかも3回も。自分の中では結構好きなほうだから、それはそれは興奮。僕はただ見ただけだが、友達が「エレベーターご一緒してもいいですか?」って坂○千里子に尋ねると、彼女は「いいよいいよ、乗りなよ!」って気さくに返してくれたとのこと。他の友達も「お疲れさまです」って声をかけると、「お疲れ!」って返事してくれたそう。テレビでは比較的好感度高いけど、実際も性格良さそう。他には歯に衣着せぬ評論で僕も好きな井○監督も見た。とにかく坂○千里子を見れて、疲れが一気に吹っ飛んだなぁ。

ドラマ三昧の木曜日

2003年2月27日
僕はこの年で何気にテレビっ子(笑)学校が冬休みに入ってから、より一層テレビを見る時間が増え、「毎週欠かさず見なければならない」といつもは敬遠しがちなドラマにも手を出している。

今クールのドラマといえば、なんと言っても木村拓哉主演の『GOOD LUCK!!』。ただでさえ視聴率が取れるキムタク以外にも、堤真一、黒木瞳、柴咲コウも出演。昼メロ『新・愛の嵐』で話題になった要潤に、TBSの局アナにも関わらず出演し、ある意味快挙を成し遂げた主婦キラー・安住アナまでで揃えているから、そりゃ数字も取れるわけだわ。でも、こんなことを書いておきながら、僕はこのドラマを一度も見たことがない(爆)題材とされている航空業界には興味があるし、みんなの話題についてかないっとっていう不純な衝動にも駆られるんだけど、それ以上にどーもキムタクが出るドラマは見る気がしないんだよなぁ…。今回のドラマは豪華キャストが表に出すぎて、ストーリーが二の次になってるような気がするし…。未だ一度も見てない僕が言うのは失敬ですね、はい。失礼しました。

そんな僕が今見てるのが木曜のドラマ3つ。まずは21時からの『恋は戦い!』。雑誌hanakoのコラムニストという設定の本上まなみ扮する主人公と、友人で宝生舞演じる派遣社員、坂井真紀演じる弁護士と繰り広げる恋愛コメディ。コメディだけあって演出としてたまにCGが使われていたり、明らかに有り得ない展開になったりするB級ドラマさ加減がいい。主題歌はアバの『Dancing Queen』、挿入歌にも70年代から80年代の洋楽の名曲が使われていて、そのあたりの年代をターゲットにしたドラマだと思うんだけど、なぜかそれを見る20歳の男。おかしい??

次は22時からの『美女か野獣』。これは単純に福山雅治が好きだから見始めたっていうだけなんだが…。ストーリーは福山扮する永瀬洋海の勤めるテレビ局を題材に、CPの鷹宮真(松島菜々子)との過去の恋を絡めながら描いた、これもやはりどちらかといったら恋愛コメディ。ただ、『恋は戦い!』よりも恋愛ドラマの王道路線に近いかな。

ここで福山以上にいい味出してるのが2人!まずは、アンカー桜木恭一郎役の児玉清!『アタック25』でこぶしを握り締めながら言う「アタックチャンス!」もシビれるが、やはり本業の役者でこそ味が出る。とにかく渋くてかっこいい。若い世代にも密かに人気急上昇じゃないかな(って思ってるのは僕だけかも…)。もう一人は記者戸渡千太郎役の八嶋智人さん!『ミラクルタイプ』での熱の入った名(迷?)演技といい、『トリビアの泉』での程よい力の抜けようといい、僕の中で今一番アツイ役者さん。他の俳優と違って名前に「さん」をつけたのも敬意を表してのこと。シリアスな場面もこなせるし、バラエティーにも強い八嶋さんみたいな役者さんは、かなり長生きできるはず。

最後、3つ目のドラマは22時からの『年下の男』。同時間の『美女か野獣』に押されているが、僕は『美女か野獣』をオンタイムで見つつ、『年下の男』をビデオにとって見てる。これは風吹ジュン扮する夫子持ち花枝と、その「年下の男」高橋克典扮する伊崎との不倫がテーマ。花枝の娘・千華子(稲森いずみ)とのアングルが、妙に笑えて面白い。内舘牧子らしい複雑かつドロドロしたドラマ。不倫がメインだけにスリルあるシーンが多いが、それがなぜか笑える。『美女か野獣』の裏に隠れた、ある意味見逃せないドラマであることは確か。

日に3つもドラマを見るせいか、ここのところ、僕の中では木曜はドラマの日という位置付けになっている。話も終盤にさしかかってきていて、それぞれに今後が見逃せないです。
夜、久々に宮崎料理が食べられる居酒屋に行った。新宿にあるこのお店は宮崎出身の方がやっていて、宮崎をはじめとする九州人が集まる店として、ほんのちょっと有名である。

チキン南蛮、地鶏の炭火焼、冷汁…、どれも美味としか言いようがない。僕も一杯目から焼酎をグビグビ。こっちではなかなか食べられないから貴重なお店。友達にももっと広めようっと。

疲労困憊

2003年2月11日
12時からゼミの話し合い。先日早くもスタートしてしまったゼミ活動。今日は分かれたグループでの初めての集まりだ。

感想は…とにかく疲れた。僕らのグループは三人だけど、これで会うのがやっと3回目。今まで2回であまり喋ってなかった人たちだったから、会話するにしてもとにかくペースが掴みづらい…。同じことを話すにも普段の3倍くらいの労力がいる。時間が過ぎるにつれ徐々に堅苦しくなくなってはきたが、最終的に次へのたたき台が出来上がったのは、話し合いを始めてから3時間後のことだった。

今日は久々に気を遣った日だった。日記もあまり書く気力がない(>_<)持病の肩こりから来る頭痛も発生。夜に食べに行った野菜たっぷりのみそラーメンが唯一の“いやし”だった。

雨の横浜

2003年2月10日
相変わらず遅い起床。学生の休み期間というもの、いたってこんな生活だ(いや、僕だけかな、こんな体たらくなのは…)。寝坊すると、何もないときでも、どうもバツが悪いわ。休みだからといってだらけてないで、いい加減に早く起きようっと。

今日は夕方から横浜に行った。というのも、グルメ好きな学校の友達が車を出して中華街に連れて行ってくれるのだ。しかもその友達、学生なのにワーゲンのGOLFがマイカー。いや〜、東京の子は違うね〜と思いつつ、わざわざ迎えに来てくれた車に乗り込む。

ホントは男3人女1人のグループなのだが、今日は紅一点の女の子がダウンしてドタキャン。期せずして野郎3人でのドライブになってしまった…。まぁ、たまにはこんなのもいいか。それにしても、夕方の首都高って混んでるなぁ。東京オリンピック前の建設ラッシュ期に作ったから、道自体も道路の中央に柱があったり、高速とは思えない急カーブが連続だし。特に日本橋付近が一番危なかった(そんな首都高で140キロ出して暴走する友達って一体…)。

僕は運転免許は持ってるけど、如何せん車がないから、東京の交通事情は全くわかんない。この友達の車でドライブするのは3回目だけど、普段通らない東京の道が見れるだけで嬉しい。いつもは対岸の赤レンガ倉庫や山下公園の側から見ていたベイブリッジも初めて通ったし。

混みつつもそんなこんなで中華街に到着。食通の友達おすすめの四川料理の店に入る。中華ならば辛めが好きな僕もやはり四川料理が好き。しっかし、エビチリもおこげも五目焼きそばも美味だったぁ!口がとろけるってまさにこのこと。美味しいものを食べると自然に笑みがこぼれるからいいね。支払いは食通友人がシティバンクのカードでまとめて。僕ともう一人の友達がそのかっこよさに思わず「おぉ!」。男として勉強になります…。

その後は雨降りの中華街を散歩。腹ごなしにはちょうどいい。途中でマンゴープリンとタピオカココナッツミルクなんかを買った。後日マンゴープリンを食べたけど、これがまた美味!今度行ったらまた買おうっと。

中華街後、食通友人が男どうしではありえないぐらい雰囲気のいいバーに行こうと提案。僕ら二人はただただ従うのみ。今度はどこに連れて行ってくれるのか…。車を走らせること10数分、あるバーに着いた。中に入ってみると…眼前に広がったのは、一面に広がる横浜港方面のパノラマビューとたくさんのカップル客だった(汗)室内照明は暗くムーディーな雰囲気に落としてあり、中央には黒人奏者によるセッションなんかがある。しかもよく見ると、客のすべてカップル。「こりゃやばい」。食通友人は昼間しか来たことがなく、夜のこの雰囲気に顔を赤くしていた。

せっかく来たのだからとカクテルを飲むが、しばらくして奏者によるライブタイムが開始。1曲目からスティービー・ワンダーの『I Just Called To Say I Love You』と来たもんだ!明らかにカップル向け…。僕らはただ笑うしかない。次は『September』。これはまあディスコナンバーで楽しい曲だから良かったけど、その次にきたのがボーイズ・タウン・ギャングの『Can’t Take My Eyes Off You』。テーブルチャージもあることだし、ここまで耐えてきた僕らだったけど、ここで我慢の限界。新宿二丁目にいそうな人たちと思われたくなかったので、演奏途中でそそくさと店を出て帰路についた。奏者の方、今更ながらごめんなさい…。
今日はラグビー日本選手権を見に行ってきた。以下はその観戦記。自分が大学生であるため学生チームを中心に書いてみた。

歓喜の大学選手権決勝から早1ヶ月。13季ぶりに大学日本一となった早稲田は、学生王者としてこの日本選手権で社会人の“壁”に挑むこととなった。相手は社会人大会で3位になり、29年ぶりの出場を果たしたリコー。その戦いぶりから「接戦に強い」「試合巧者」という表現が相応しいリコーであるが、特筆すべきはなんと言っても早稲田と非常に縁深いという点だ。リコーには日本代表SH月田や平成11年度主将のCTB小森、そして昨年度のプレースキッカーであったCTB武川など、実に5人もの早稲田OBが所属しており、互いに相手の弱みを握るものどうしの戦いとなった。来季からは社会人がトップリーグ化され、それに伴い日本選手権がジャパンカップ(仮称)と名を変えて開催される。学生が社会人に勝利を収めたのは15年前の早稲田が最後(88年早稲田22-16東芝府中)。最後の日本選手権で15年前の奇跡再現となるか。注目の試合は大観衆が集まる中、晴天の秩父宮ラグビー場で行われた。

14時15分、大歓声とともに試合開始を告げるホイッスルが鳴る。PR伊藤(人2)、そしてはしかで入院中のNO8佐々木(人1)を欠く早稲田。立ち上がりは社会人のコンタクトの強さに戸惑いを見せ、自陣でのプレーを余儀なくされる。開始10分に先制点を許した早稲田。しかしプレーを重ねるごとに徐々に持ち前の展開ラグビーを見せ始め、前半21分にFL上村(人4)のビッグゲインから生まれたチャンスをFL羽生(理工4)がトライに結びつけ同点。30分には認定トライを奪うなど、前半途中まではスコア的には互角。今季学生相手に無敗を誇った王者の動きが見られるようになった。前半を終えて26-14。リードしていながらも2トライを許し、明らかに焦りの見られるリコー。一方、リードされていながらも「やれる」という自信を掴み、意気あがる早稲田。ハーフタイムの秩父宮には「早稲田、いけるのでは…」という雰囲気さえ生まれた。

最初の得点をどちらが奪えるかが大きなポイントとなった後半戦。前半の勢いを持続したい早稲田であるが、立ち上がりはその勢いが空回り。逆に社会人特有の当たりの強さを武器に畳み掛けるような攻撃を見せつけられ、開始早々にあっさりトライを奪われる。これで早稲田は完全に集中力が切れたか、開始7分までに計3トライを許す。その後早稲田も大学選手権決勝で使ったものと同じサインプレーでトライを決めるなど、学生王者としての意地を見せるが、得点差は開く一方。一瞬集中が切れた瞬間に奪われたトライがほとんどで、“らしい”展開攻撃を見せても詰めが甘いシーンが頻出。体格では大きく劣るにも関わらず、スクラムでこそ互角以上の戦いを見せたが、一年間を通じて安定することのなかったラインアウトに確実性がなく、接点で相手に幾度となくターンオーバーされる点も目立った。最後も5分以上にもわたるインジュアリータイムでの猛攻も虚しくノーサイド。フィットネスではリコーに引けを取らなかったが、最後の最後まで攻め切れなかった。

終わってみれば31-68。早稲田以外の学生チームも社会人の“壁”には及ばず、最後の日本選手権でも大学勢はすべて初戦で姿を消すこととなった(帝京大12-77サントリー・関東学院大0-26NEC・法政大0-33東芝府中)。最終的に大差がついてしまったが、早稲田は社会人相手についた点差ほど力負けすることなく、山下組1年間の総決算としてはまずまずの出来なのではないだろうか。試合終了後の選手たちの清々しい笑顔が、負けても納得の内容であったことを一番裏付けているように思える。来季からは今までの“チャレンジャー”としてではなく、“王者”として他大学を迎え撃つことになる。相手からのプレッシャーは一層厳しいものになってくるだろう。この日本選手権での教訓を胸に、来季をより実りのあるシーズンにしたいところだ。(観戦記・終)

上の観戦記にも挙げたけど、後半の最初だけ早稲田の集中力が切れて立て続けに3トライを取られ、そこですべてが決まってしまったような感じだった。「学生が社会人に勝てるチャンス」というのがマスコミの論調だったけど、それは相手にあまりにも失礼な結果にはだったかな(汗)。でも、最後の日本選手権で、学生が社会人に勝つ瞬間を見てみたかったなぁ。
12時前にハッとして起きる。今日は四月から始まるゼミの集まりがあるではないか!こういうときに学校から家が近くてよかったなーって思う。なんせ徒歩5分。いや5分かからないぐらい。学校の建物の一部が家から見えるくらい。一人暮らしバンザイ!

しっかし、せっかく休みに入ったのに、まさか学校に行くことになるとは思わなかった。12時半から始まったその集まりでは、まずゼミの先生がゼミに対する思いのたけを話された。面接のときに聞いたような話がほとんどだった気がするが、こういう先生なのでこのゼミを選んだからには仕方あるまい…。

その後はゼミ幹事長の先輩にバトンタッチ。そこで僕は衝撃を受けた…。なんと…早くも課題が出てしまったのだ。。その課題というのは、4月第1回目の授業時に行う班発表の準備とのこと。ゼミの専門である財政学に関するテーマについて、くじ引きで分かれたグループごとにレジュメを作成するというものだ…。

まだ科目登録はおろか、新学期まで2ヶ月あるというのに…何でこんなことになってしまったんや(涙)。まだ財政学のかけらも分からないのに…。先生が熱心な方がゆえ、何となく分かる気がするが、この時期に早くも新年度の課題が与えられたのは僕らのゼミぐらいだろう…。結局、班のメンバーと来週頭に話し合いをすることになり、期せずして早くも僕のゼミ活動が始まってしまった。この休み中はバイト始めていっぱい遊んで資格の勉強も始めようと思ってたのに(泣)。たまには学校の勉強しろって神様が僕に言ってるわけね(苦笑)。かなりハードなゼミにぶち当たっちゃったみたい…。やることやらないといつでも切られる恐れがあるんで、ちゃんとやります、はい…。

そういえば、ただいま故郷宮崎ではジャイアンツの春季キャンプが真っ盛り。僕も小さい頃はキャンプシーズンが来るたびに胸が踊り、親や祖父らとともに何度も足を運んだっけ。そんなキャンプも、今年は一昨年のミスターの勇退に続き、松井のヤンキース入りもあり、今年は客の入りが芳しくないらしい。ただでさえ宮崎の観光産業は冷え切ってるからなぁ…ジャイアンツは唯一と言っていいほどのプラス材料だったのに。松井の大リーグ入りには大賛成な僕だけど、故郷の経済界を考えると、うーん…何とも言えないですな。
夏に帰省して実家がネット接続不可になっていたために日記を書けず、東京に戻ってきてからもそのままズルズル。いつしか年を越し、2003年を迎えていた…。正直な話、自分でもこの日記の存在を忘れてしまっていた…。

今日は眠れずネットをすることはや2時間。ブックマークされていたこの日記を恐る恐る開いてみると、前の日記はな、な、なんと…8月22日ではないか…。思い立ったが吉日。久々に日記でも書いてみようか。

とは言っても、今日はそんなに書くことなし…。昨日やっと学年末試験が終わって、今日は一日中お疲れモードだったからだ。試験といえば、昨日の最後の試験(マクロ経済学)は今年一番の不出来さだった…。見当違いの問題ばかりで2割書けたかどうか(爆)前期の結果如何に関わらず、間違いなく落としたね…。

この科目以外は何とか単位が取れている予感がする。去年必修落としたからね…今年は取らないと、学校に出してくれてる親にも申し訳ない(汗)その結果はすべて3月20日に出る。果たして今年の単位はどうなることやら…。

今日は新日本プロレスのIWGP Jr.選手権があった。いきなり何故プロレスかというと、日記を書いていなかったこの半年間に、僕はかなりのプロレスファンになってしまっていたのだ。ネットでも毎日結果をチェックチェック。試合も何度も見に行った。プロレスについてはまた次日記を書くときにしようか(苦笑)

ふぅ、久々に自分についての文章を書いた気がする(駄文だけど…)毎日とはいかないまでも、自分の足跡を記すためにも、定期的に書ければいいな。
長い間日記を書いてなかった。というのは、実家に帰省していて、思わぬ事態(プロバイダの契約切れ)によりネットに繋げられなくなったからなのだ。再三連絡をくれたW大学マニア様をはじめ、多くの方々に多大なるご迷惑をかけたことをお詫び申し上げます。って、そんなに多くの人見てないか…。

とりあえず、宮崎から東京に帰ってくる日から書こうっと。事実関係などズレるところも多少出てくると思うけど、そこらへんは大目に見てもらって。

僕の地元宮崎。九州に位置する“日本一平均路線価格が低い”過疎の県は、“陸の孤島”と言われることもあり、東京から行くとなると飛行機を使うしか術がないようなところ。お盆のはじめに帰省したときにはもちろん飛行機を使ったわけだけど、僕の今年の夏のテーマは「ありえないことをする」。何かをやらずにはいられない。

ここで登場するのが我らがアイドル青春18きっぷ!JRが春・夏・冬に発売している企画モノ切符。新幹線はもちろんのこと、特急や急行には乗れず、鈍行や快速のみの乗車となるが、日本全国乗り放題という夢のような切符。これを使って宮崎から東京まで帰ろうというアホとしか言いようのない計画を立てたのだ。ボストンバッグに比較的軽めに荷物を詰め、飼い始めたばかりの愛犬ゴン(後日解説)にしばしの別れを告げ、本屋で本を買い込み、ロッテリアとミスドで食料を買い込み、ネットで調べた11時41分南宮崎発佐伯行の普通列車に乗り込みいざ出発!長いながーい長旅ならぬバカ旅が始まった。

しかし意気込んだのも最初だけ。18きっぷでの旅は予想以上にきついものだった。去年は18きっぷで関西往復を経験したけど、今回はそれ以上…。全行程の中で一番辛いだろうと考えていた九州越えがいきなり訪れたせいもある。その九州越えは宮崎から大分の佐伯に着いたのが14時半。宮崎と大分の県境付近では、普通列車にも関わらず駅間隔が10〜15分以上ある箇所が続出。県境付近の駅で時刻表を見ると、なんと宮崎-大分間を走る普通列車が1日に6本しかないことが判明。次の列車は3時間後。どーりでこんなに早い時間の電車に乗らないといけないわけだ。

そんなこんなで佐伯を出た電車は17時22分に柳ヶ浦に到着。柳ヶ浦とは今年大分県代表として甲子園に出場した高校!駅の周りには田んぼが広がり、人気がほとんどなく静まりかえり、次の電車を待つホームには夕日が差し込み、もの悲しい雰囲気に包まれる。17時41分、門司行の電車に乗り込む。

北九州の小倉に着いたのは19時半頃。なにげに初めて。関西に行くための夜行列車「ムーンライト九州」に乗るのは22時過ぎ。駅前をぶらついて食事を摂る。それでもまだまだ時間があったため、本日二度目のミスドへ。コーヒー片手に本を読んで時間を潰す。読んでる本は恥ずかしながら唯川恵の「燃えつきるまで」。ドラマ「恋愛偏差値」にハマってしまい、原作本を買ってしまった。恥ずかしながら。コーヒーを本にこぼしてしまうという失態を起こしてしまった。

そしてやっと夜行が出発する時間に。22時14分、小倉に到着した「ムーンライト九州」はすでに人でいっぱいだった。あらかじめ指定席を取っておいたから良かったものの、車掌のアナウンスによればこの日は満席だったという。取っておいた席に向かうと、隣は男子学生風の人。ちょっとサイズが大きい人だったので(笑)、結構窮屈な思いをすることになった。朝まで耐えられるかな…。そんなことを思いつつも、列車は次の停車駅下関へ。いつの間にか関門海峡越えをしていたのだ。陸路で本州に向かったのは生まれて初めて。夜で外の景色はほとんど分からなかったけど何となく嬉しかった。終点京都に着くのは朝7時。寝心地の悪い夜行でどれだけ寝られるかな…。
家の鍵がなく僕の所に泊まった男は、実家から鍵が送られてくるのを待てず、結局鍵屋を呼び寄せ、出張開錠+鍵取り替えをして計一万円なり。前日に臨時収入があった彼であったが、かなりの痛手に軽くへこんでいるようだった。

昼はベローチェにて雑誌を読みながら食事を摂り、チャリを漕ぎ漕ぎ汗だくになりながら一時帰宅。とにかく暑い。暑すぎる。僕の部屋の特徴は熱しやすくかつ冷めやすいため、夏にも冬にも向いていない。家にいたくない一心で(笑)、夕方からはサークルの用事で青学へ。

初めて青学の青山キャンパスに行ったのだけど、その立地の良さに驚きっぱなし。表参道駅を出ると、青山通りを歩くことわずか3、4分で長い外壁が見えてきて、あっという間に正門へ。はっきり言ってかなりの一等地。テレビで見たことはあったが、ここは正門の右側に「青山学院」という表札、左側に「大学」の表札があり、面白い門構えをしている。正門を入ると、右にはキリストに関する英文が壁一面に彫り込まれている。僕の学校とは対極にあるような青学にいることが場違いだと思えるぐらい、僕はそれはそれは浮き足立っていた。

青学のとあるサークルの人たちと会議。その後は、青学の人が一席設けてくれていて、懇親がてら思いがけなく飲むことに。青山だからどんなオシャレな店に行くのだろうと考えつつ、青山通りを渋谷方面に歩いていくと、立ち止まったのは居酒屋の前。店に入ると威勢の良いかけごえとともに、一瞬でその場にとけ込めるような印象を持った。なんかほんわかした感じの居酒屋で、青山にいるのが錯覚に思えてくるぐらい。なんか落ち着く。自分はオシャレなお店に行くよりも、居酒屋の方が落ち着けるなぁとつくづく思った。

お酒の席は盛り上がり、僕のジョッキが次から次へと空いていく。青学の方も非常にアツイ人で、僕たちと同じ空気を感じさせてくれるいい人だった。お勘定は、同席した社会人の方がほとんど払ってくださり、僕ら学生は1000円も払らわず。本当にありがたい。

最寄り駅に着いてから、帰りがけに「鍵の男」とともに、「飲みの後のラーメン」を食べる。この年で飲んだ後のラーメンの美味さが分かるのもどーかと思うけど、美味いものは美味い。ほろ酔い気分で帰宅したのは12時近かった。

ラフな格好になり、その日初めてネットを見ると、なんと甲子園の組み合わせが発表されているではないか!見出しは「報徳学園、浦和学院 V候補がいきなり激突」。なにっ?初戦でもうこの二チームが当たってしまうのか。今年の甲子園は、地方予選で波乱が相次ぎ、有力どころが甲子園へと駒を進められなかった。それだけに松坂の横浜以来の春夏連覇が、報徳によって達成されるのではないかという予感がしていた。が、初戦が東の横綱・浦和学院との激突である。春の直接対決では報徳が勝っているけど、浦学の2年生エース須永も春とは見違えるぐらいの実力をつけてきているだけに、これはかなりの接戦が期待できる。大谷vs須永の投手戦になるか、それとも打撃戦になるのか。2日目(9日)の第4試合が楽しみ。

我らが宮崎の日章学園はというと、静岡の興誠高校と対戦することになった。お互い初出場どうしで、相手の力は未知数であるが、決して勝てない相手ではない。しかも2回戦からの登場。興誠に勝てば、石川・遊学館×群馬・桐生商の勝者と対戦する。これまた初出場どうし。遊学館はつい最近食中毒事件を起こしてしまったが、めげずに頑張ってほしい。いずれにせよ、このブロックは組み合わせに恵まれた感がある。初出場ベスト4を目指す日章にとっては、願ってもない組み合わせになったはず。

他を見ると、開会式直後の第一試合に帝京が登場する試合、お互い激戦区を勝ち上がってきた愛知・東邦と大阪桐蔭とが対戦する試合などが注目できる。組み合わせまで発表されると、いよいよ始まるなぁという気持ちになり、妙にウキウキしてくる。深紅の優勝旗目指し、日章がんばれ!

ヒッキーとNFLと私

2002年8月4日
起きたのは「関口宏のサンデーモーニング」が終わって「サンデージャポン」が始まるころ。毎日毎日書いている相変わらずの言葉で、多少色褪せてきたけど、もう少し早く起きるようにしないと…。

昨日同様、朝からウェブ制作作業に明け暮れる。久々に宇多田ヒカル(Hikki)の『DISTANCE』をリピートして聴きながらPCと向かい合う。2日目のヒッキーモードとなった僕がHikkiの曲を聴きつつ作業するなんて、なかなか滑稽。ただのアホとも言えるけど…。

昼過ぎからは「NFL OSAKA」のテレビ中継があった。プレシーズンマッチとして今回日本で開催された49ers×レッドスキンズの試合。大阪では初の開催となったが、京大や関学などに代表される学生アメフットが盛んな土地柄なだけあり、大盛況のうちに終わったようだ。

僕は今までアメフットのルールすら理解していなく、その魅力というものがイマイチ分からないでいた。が、6月に自分の大学の試合を見に行くことによって、僕の中のアメフットへの見方が変わるようになる。大学レベルの試合ではあったのだが、生で見る迫力に感激したのだ!特にルールが記してあるものを読んで行ったわけではないが、一緒に行った人の解説や実際にプレーを見ることによって何となくではあるがルールが分かるようになった。

今回の「NFL OSAKA」ではテレビ中継ながらも本場のプレーを見ることができた。両チーム1人ずつ日本人選手も出場し、身近に思えるようになってきたNFL。まだまだ地上波で見られる機会は少ないけど、これから注目していきたいスポーツだ。

日が暮れてからは昨日と同じく先輩が家に来て、マンツーマンでウェブ制作作業を行う。一応あらかじめ取っていたドメインに昨晩のうちに仮アップしてあり、順調に進むと思われたが、先輩が持ってきたCD-Rが読めないなど問題が多数発生。かなり手こずる。PCの調子までおかしくなり再起動も連発。

そんな中、夜11時過ぎにサークルの友達から電話が。なんでも今新宿にいるのだが、家の鍵を実家に忘れてきてしまったので泊めてほしいとのこと。この男は4日まで地元に帰っていたのだが、親が間違えて鍵を持っていたらしい。ヤツらしいなとかなりウケつつも家に呼び寄せる。

その男はスーツ姿で汗びっしょりになって現れた。東京に戻ってすぐ彼のやってるベンチャーの取引先と飲んで、かなりのご馳走をゴチになったそうなのだ。飲んで気分がいい彼と先輩の3人で夜の話にも華が咲く。しかしそんなこともしてられない。まだウェブの作業が残っている。結局、この日の作業を終えたのは深夜3時過ぎ。疲れ果てて酔っぱらった男はすでに寝ていた。先輩が帰っていき、僕もようやく就寝。なんとなーく、長い一日だった。

引きこもりの日

2002年8月3日
文字通り、家から一歩も出ない日だった。新聞をポストまで取りにいくにしても、マンションの一階までは降りるけど、敷地からは一歩も出ず。飯は家に保存してあるレトルトもので済ませ、まさに不健康な一日。

それもそのはず、今日から二日間は家に篭って先輩から頼まれたとあるウェブサイトを制作をする約束だったからだ。いつも通りの遅い起床だったが、好きな番組「王様のブランチ」を見て、食事を摂ったらあとは引きこもりモード。日が暮れてからは依頼者の先輩も我が家に駆けつけ、最終的にこの日の作業を終えたのは、夜中1時を過ぎていた。画面と向かいっぱなしで、正直疲れた…。

不健康だと分かってはいるけど、サイトを作るとなると軽くヒッキーにならないとまともなのはできないもの。明日もヒッキーとなることが決定している。どうにかして健康的な生活を送りたいものだなぁ。ふぅ。

故郷を想ふ

2002年8月2日
夜、約2ヶ月ぶり地元の高校の同級生と会う。乗り換え1回で3駅しか離れていないところに住む男。東京にしてはかなり近い距離に住んでいるため、お互い東京に出てきたときから頻繁に会う友達である。

高校3年で学級委員長を務めていたその男は、卒業後はそのままクラス会の幹事になった。が、決して快く引き受けているわけではない。僕もサークルの飲み会で幹事をやることがあるけど、みんなの意見を取り入れてコンセンサスを取り、日程やら場所やらを調整するのはそれはそれは面倒なこと。クラス会の場合、同級生が全国各地にバラバラに住んでいるため、各人の都合を取りまとめるのも一苦労。

今日は一人で夏のクラス会を考えている同級生のため、晩飯でも食べながら打ち合わせをすることになった。携帯のメモリにある同級生の名前を見て久々に連絡をしたり、地元の飲み屋の名前とかが会話に出てくるにつれて、地元についていろいろと思い出すようになってくる。

東京に住むようになってからは、それまで『非日常』だった東京が『日常』になり、『日常』だった地元が『非日常』になった。『非日常』になったがゆえ、今までには見えなかった地元の側面に気づくことがある。あと1週間もすれば帰省するけど、ドップリと田舎の空気に浸かり、高校生の視点では気づかなかった地元のいろんな側面を感じたいな。
昨晩は友達の家にて徹夜でパワプロにハマっていたため、またもや午前様。友達の家からの帰り道に吉野家があり、またもや「徹夜明けの牛丼」の誘惑に負けて食す。こんな食生活、親が知ったらなんて言うんだろう…。

昼に起床した後はすぐに学校へ。試験はすべて終わったが、授業がなにげに一つ残っていて、今日はその前期最終講義だった。この授業は毎回各界からゲストを呼んで話を聞くというもの。今年から設置されたやつで、毎回の授業後に長めの感想レポートこそ書くが、ホントに有意義なものだ。夏休みにはしっかりレポートが出た。なにげに来年選抜される特別ゼミの選考にも関わるらしく、いつものように適当には書けなさそうだ(苦笑)。

夜は東京に住んでる地元の後輩を呼びサシで飲む。家から1駅のところに宮崎料理を出すお洒落な居酒屋があって、そこでチキン南蛮やら地鶏の炭火焼やら冷や汁やら焼酎やらを堪能して我ながらご満悦。とは言っても、飲み相手は未だ未成年なため、もちろんアルコールは一切強要せず。でもまあ、飲むと言ったから本人に任せたけど。

他の大学に通っている後輩と話をしていくうちに、大学が違うことによる軽いカルチャーショックを受けた。まず、飲みに行くのが今まで片手で数えるぐらいしかないということ。未成年とはいえ、大学というコミュニティに入ればある程度の飲みはある。なのに、片手で数えて余るぐらいしか行ったことがないとは、自分の感覚とは全然違うのだ。サワーやカシスの意味すら分かっていなかったから、ホントなんだろうなぁ。ま、飲まない方が体にも財布にも優しいんだけどね…。

後輩と飲むからにはもちろん奢ることになる。自分から誘ったから当然なんだけど、居酒屋に2、3時間、その後ラーメンを食したらいつの間にか財布の中身がかなり寂しくなっていた…。しかも外はいきなり降り出した雷雨。おまけに洗濯物を外に干したまま。「ま、地元の後輩に奢れることなんてそうあることじゃないんだから、良しとするかぁ、思い出話もできて楽しかったし、ははは…。」言葉が財布の中の寂しさと相まって、なんとなく空しく響く雨降りの夜だった。
ついに巨人が阪神に10.5ゲーム差。西武は4連敗するも、2位近鉄とは未だ7ゲーム差。巨人なんかは早ければ8月4日にもマジックが点灯するらしい。セ・パ両リーグともこんな調子じゃ、まともに野球を見ててもつまらなくなってくるのも当たり前。両リーグの“灯”が消えようとしている今、僕の唯一と言っていい楽しみは、松井と小笠原が三冠王を取れるかということだけ…。

現実的に三冠に近いのはセ・リーグ巨人の松井の方。今日もホームラン2発で打率打点を稼ぎ、ホームラン数ではペタジーニに1本差まで迫った。一方の日ハム小笠原は、打率では他を圧倒するも、ホームランと打点ではローズ、カブレラら強力な助っ人にやや水をあけられている。僕の記憶の中の三冠王は落合やバースぐらい。今年両リーグで日本人選手の中から三冠王が出るのか。まだ7月が終わったばかりなのに、もう巨人と西武で決まりそうなプロ野球の楽しみは、これぐらいしかないのかな…。

しかし今日は一つ喜ばしいことがあった。ヤクルトの鎌田が広島戦に先発、6回無失点で今季2勝目を挙げたのだ。鎌田が直接プレーする姿を見たことはないけど、大学の先輩あたる人の活躍は素直に嬉しい。これで先輩藤井とともに、ヤクルトのローテーションの一角として定着することが決まりそう。地味な存在ではあるけど、魂でがんばれ!
結局、懸案の不具合はタイムリミットの4時半まででも直らず。バイト先の方に促され、半分消化不良になりながらタクシーで新宿に向かった。理由を突き止められなかっただけに、本当に悔しい。悔しすぎる。

夜明けの新宿。眠いのは眠いがお腹が相当空いていたので、南口の松屋にて牛めしを食す。健康に良くはないと分かりながらも、徹夜明けの牛丼はやめられない。こういうことをする度、若いからできるんだなって思う。嗚呼、若さって怖い。でもこんなことを言ってられるのも、ほんのあと僅かなんだろうなぁ…。

その後コンビニにて愛読雑誌の一つのSPA!を買い、地下鉄の始発が動くまでの間に読む。今週のエッジな人々は中田浩二。1、2週間前に載った日ハムの小笠原といい、ここのところスポーツ選手を扱う回数が多いなぁ。珍しい。そんなこんなしているうちに始発が発車。何回か乗り継ぎをして、家にたどり着いたのは5時半。めざましテレビが始まっていた。そこからはいつもの通り(!)スーツを脱ぎ捨て、いつの間にかベッドに倒れ込み爆睡。ここ3、4日毎日このパターンを繰り返している自分がどことなく嫌に思えてくる。

起きたのは14時頃。いくら疲れが溜まっているとはいえ、寝過ぎな自分にまたも反省。今晩は久々に何もなく普通に過ごせる日。とりあえずポストに新聞を取りに行き、ここ何日か読み溜めていた新聞とともに久々の情報収集をする。メールチェックも2日ぶりにする。新聞を読んでいると、今日のスポーツ欄に目が止まり、いつの間にか甲子園出場校が続々と決まっていることに驚く。もちろん地元宮崎も。

宮崎の決勝では第1シードの日章学園が春センバツ出場の延岡工に快勝して、甲子園初出場を決めていた。ともにブラジルからの留学生である150kmエース片山と主砲瀬間中らが新しい風を甲子園へと吹き込んでくれるのか。そう思った瞬間、あることを思い出す。日曜夕方TBS系で放送されてる『ZONE』の28日放送分において、日章学園のこれら留学生がテーマとして扱われたことを。何度も書いているけど、ここ数日の忙しさのあまり、すっかり放送自体を忘れていた。もちろんビデオにも録画してない。まだ片山投手が投げる姿や瀬間中選手のバッティングを見たことがなく、かなり楽しみにしていただけに悔やまれる。彼らには甲子園で頑張ってもらって、去年の日南学園のベスト8以上の成績を残してもらわなければ。少しでも宮崎に甲子園優勝旗を引き寄せる活躍に期待。

今日は駅前の金券ショップでギリギリまで値が下がったチケットを買って西武ドームに観戦しに行こうと思っていたけど、徹夜続きの体は重く、体調がそれを許さなかった。夜はテレビを見放題、久々にメールし放題で大人しく家で過ごす。西武ドームデビューはまた次の楽しみに取っておこう。
結局、浅草を離れたのは朝の6時を過ぎていた。帰りの地下鉄では友達共々口をぽっかり開けて爆睡。寝過ごさなかったのが本当に不思議なくらいに。

やっとの思いで家にたどり着くと、それからはいつものパターン。スーツを脱ぎ捨て、いつの間にかベッドで爆睡していた。が、冷房のタイマーが切れると、外の暑すぎる陽気も手伝ってか、部屋の中の温度が急上昇。いつの間にか汗だくになっていて、わずかな時間で起きて再び冷房をつける。その後、冷房が切れるたびに反射的に起きては、再びオンにするという行動を繰り返していた。よくよく考えれば、そんなに暑いなら、冷房をつけたままにしておいても良かったのでは…。でも貧乏性のせいか、それはできないのが自分なんだよなぁ。ふぅ。

起床は15時半。17時から入っている徹夜バイトのためだ。途中何度も起きたとはいえ、はっきり言って寝過ぎ。いつものことながら自分でも反省する。で、シャワーで汗を流し、またもや仕事着であるスーツを着て青山へ。なにげにスーツ好きな自分。スーツを二本持っていて良かった…。

青山で一仕事終えた後は、事務所へ移動してパソコンを使っての本格的な仕事を始める。今日は日付が変わるまでに大体の作業を終え、いつもより格段に早く終わった…のはウソで、完了目前で思わぬ不具合が出てしまったのだ。それからが長かった。思い当たる節を直しても、不具合は直らない。連日の徹夜で相変わらずの睡魔に襲われながらも、パソコンと格闘しつづける。目もしょぼしょぼしてくる。タイムリミットは始発が動き始める4時半。果たして無事作業を完了させることができるのだろうか…。

一生の思い出!

2002年7月28日
この夏の僕のテーマは『ありえないことを経験する』。今日はそのありえないこと第一弾決行の日。ありえないことに中身については後で書くことにして…。

昼間は学校でオープンキャンパスをやっていたんで、サークルのビラ撒きついでに行ってみた。夏休みに入った影響もあって、学校を見学に来る人たちで構内は人だかり。高校時代にはオープンキャンパスに来たことないくせに、なにげに今回で3度目の参加。受付にて受験生のふりをして学校案内や粗品が入った紙袋をしっかりゲットし、いつも通っているキャンパスを闊歩する。しっかし高校生はいいですな。みんな初々しくてよろしい。1、2歳しか変わらない人たちばっかりなのに、なんか元気を貰ったような感じになった。

早々に帰宅後、スーツに身を包み、駅で待ち合わせした友達といざ浅草へ。ありえないこと第一弾とは、な、なっ、なんと!芸者さんのお座敷に行くことだったのである。これはバイト先の会社の方や先輩が発起人になって『粋な江戸文化を知る』という趣旨で企画されたもの。芸者さんは僕ら庶民にとっては縁遠いものだと思っていたけど、この話を聞き「一生に二度と経験できないものだから」と思い切って参加に踏み切った。芸者さんのお座敷を料亭でやるのだから、それなりのお金は必要になってくる。もちろん、学生にとってそれはそれは相当な額を払ったけど、それでも相場の半分以下だということ。二十数人の参加者のうち大半が学生であるため、発起人に共感した芸者さんと料亭さんが半分ご厚意で私達を受け入れてくださったのだ。

早めに浅草に到着後、しばらくの間時間を持て余し、その後いよいよ料亭へ。友達らと緊張し始める。お座敷でのことはすべて書ききれないので、ここではあえて書かないけど、ただ言えるのは本当に素晴らしい経験をさせてもらったということ。3人の芸者さんの華麗な踊り、料亭の雰囲気、すべてが新鮮ですべてが素晴らしかった。そんなにお金に余裕のない僕ではあるけど、バイト代をはたいて出したお金が惜しいとも思わないほど、何者にも代え難い経験をすることができた。同じく参加していた20代の社会人の方からは「学生でこういう経験ができるなんて、羨ましすぎるよ」と言われた。確かにそうだ。光栄としか言いようがない。

お座敷が終わった後で、芸者さんのうちの1人がお付き合いくださるということで、残れる人だけ残り、芸者さんなじみの居酒屋にて場所を変えての二次会へ。お店に入った瞬間、カウンターにいたお客が驚きの顔を見せる。それもそうだ。芸者さんがこんなにも若い人たちを連れているからだ。「信じられん」との声も。その居酒屋では芸者さんの人生経験をいろいろとお聞きした。中でも一番頭に残っているのが「損して得をしろ」という言葉。一見矛盾しているようにも聞こえるけど、いやいや奥が深い言葉だ。芸者さんのお話を聞くにつれ、その魅力に引き込まれていく自分がいた。

終電前で二次会をシメにして、終電後も残れる学生数人が同じ居酒屋で三次会を。今までは社会人の方もいたが、ここからは学生だけ。なのにも関わらず、芸者さんはまだお付き合いいただけるというのだ。焼酎片手に酔いも手伝って話も深くなる。お店が閉まるまでいた僕たちは、今度は芸者さんなじみのスナックへ。なんと四次会まで付き合ってくださることに。僕は思わず「ありえない!」と叫んだ。芸者さんのお話がまだ聞ける。そして、スナックでの楽しいひとときも過ぎ、芸者さんが帰路についたのは午前4時を過ぎていた。最後はタクシーを拾うまでお見送りをして、その後は再びスナックに戻り、お店のマスターやママさんといろいろお話をした。浅草の昔の話や浅草のスター美空ひばりの話などなど、芸者さんだけでなく、こういう方たちと出会えたのも貴重な経験だ。

今の不況のご時世を図らずも反映してか、芸者さんの数は最盛期に比べればかなり減少しているという。しかし、それになんとか歯止めをしなくては。こういう粋な文化こそ、若い人たちが残していく必要性があると、今回経験して切に思った。大それているとは重々承知だけど、それが僕たちの使命であるかのようにも思えた。趣旨に共感してくれた芸者さんのご協力もあってか、この会が定期的に続くことが決まりそうである。今後も参加して少しでも僕たちの年代に良さを伝えることで、微力ながらこのような粋な文化を残していきたいと考えるようになった。

この日記を書いているのは2日後だけど、今でもこの日の余韻に浸っている。ありえないこと第一弾にして、この夏一番の思い出、いや一生の思い出になるような経験をすることができた。言い方が変かもしれないが、本当に幸先がよい。まだいろいろと計画をしているが、この夏すべてを「ありえないこと=素晴らしい経験」にしていきたいな。

久々のアルコール

2002年7月27日
久々のバイトは結局朝10時まで続く。眠気が限界を迎え顔面蒼白。やっとこそさ家に帰れると思ったら、バイトの面々がスタバに行って話すということなので、一度は帰ろうかと外へ出たものの、再び戻ることに。社食のご飯は食べたけど、胃が空っぽであるかのようなモヤモヤ感があるため、スタバに行ってもコーヒーは体が受けつけず。お水を飲んで1時間粘る。

最後は友達二人とカウンターで爆睡していたため、他の人に促されて帰路へつく。最後までスタバにいた人は、昼の1時過ぎまで残っていたらしい。近頃の若者は元気じゃのう。とか言って、自分も十分若い方だから、そんなこと言ったら怒られてしまうけど…。家に帰り着いたのは昼過ぎ。ドアを開けるやいなやスーツを投げ出し、いつの間にか寝ていた。

部屋の暑さのせいで目をこすりながら時計を見たのは夕方5時頃。驚いて起き上がり、シャワーを浴びて学校の方へ。サークルの飲み会のためだ。自分がやりたかったからという理由もあるけど、一応試験も終わり前期のシメとして、日程調整をして幹事をやった。久々の飲みだったからか、スポーツバーで何杯飲んだか分からない。でも最後は駅までちゃんと参加者を送り届け、20分もの道程を家まで汗をかきつつ歩いた。時刻は夜12時をまわっていた。

久々のバイト

2002年7月26日
試験終了後初日。前日徹夜していたせいもあるけど、起床したのは朝11時過ぎ。相変わらずの怠惰ぶりに、自分のことながらかなりへこむ。休みに入ったからこそ早起きをして、比較的暑くない午前中の時間を有意義に使いたいもの。

とりあえず大学生協に行き、人に頼まれた買い物を済ませ、ブックセンターでたまたま鉢合わせした先輩とカツ丼屋さんで昼食。その後バイトの備えて仮眠を取る。

夜8時前、スーツを着てバイト先の六本木へ。久々の徹夜バイト。このバイト先で香取○吾と鈴木紗○奈を見た!めちゃめちゃ背が高くてめちゃめちゃカッコよかった香取○吾に対して、鈴木紗○奈はお付きの人と同化していて、一瞬芸能人とは分からなかったほど。あまり笑えないなぁ。

それにしても香取○吾は男から見ても本当にカッコよかった。香取○吾がロビーで話しているときには、彼のスタッフや関係者がそばで20人以上も待機。香取○吾が移動するときには、その20人以上もゾロゾロ大移動。目の前を通るときには僕と目が合い、さらに興奮。その後バイトの仕事がしばらくの間手に付かなかったほど。ミーハーぶりを発揮してしまった。

バイトが終わるのは翌朝10時頃。いつものように睡魔に襲われてくる。今からどうなることやら…。

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